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レポート2019.04.21バッドボーイズ・佐田と母親との愛に洞口依子さんが涙した『君の笑顔に会いたくて』舞台挨拶

4月21日(日)、那覇市の桜坂劇場ホールCで『君の笑顔に会いたくて』の特別上映と舞台挨拶が行われました。

この作品は、映画の舞台である宮城県名取市に実在する保護司、大沼えり子さんの同名著作を原作とした物語で、犯罪や非行に走った子どもたちなどを、地域で見守りながら立ち直りを支援する“保護司”がテーマとなっています。

上映前に、主演の洞口依子さん、エグゼクティブ・プロデューサーであるシネマとうほくの鳥居明夫さん、応援芸人としてバッドボーイズ・佐田正樹、法務省保護局長の今福章二さん、応援に駆けつけた更生保護のマスコットキャラクター”更生ペンギンのホゴちゃん“が登壇しました。

まず、主演の洞口依子さんから「沖縄とはプライベートでも縁が深くて、主演映画でこうして呼んでいただけてうれしいです」と挨拶。

映画制作のきっかけについてプロデューサーの鳥居さんは、モデルとなった大沼えり子さんに7年前に会ったのがはじまりだと語り、「心ならずして罪を犯した人々を地域で支える取り組みと、大沼さんの情熱的な子どもたちに向けた深い愛情に感動しました」と話します。バッドボーイズ・佐田は、芸人3年目の20歳になるまで保護司さんについてもらったことを振り返り、あたたかく見守ってもらった思い出を語りました。

法務省保護局長の今福章二さんは映画について、「地域で見守り、再発を防ぎながら立ち直りを支える。子どもの居場所があるか、どう向き合うかなど、映画の中にたくさんの大事な言葉が詰まっています」と絶賛しました。

保護司さんの支えもあり立ち直ったというバッドボーイズ・佐田が、母親とのエピソードを語ります。「面会に来た母親につらくあたって泣かせてしまった。“中のあの子と私を変えてください!”と泣く母親の声だけ聞きながら、初めて泣いて。そこで変わろうって心から思った」と話し終わると、会場が大きな感動に包まれました。

次にマイクを握った洞口さんでしたが、佐田の話に感極まっている様子。「母の愛って強いですね、涙が出てきちゃう」と涙ぐむ一幕も。また、撮影の舞台となった宮城県名取市は洞口さんの実母の故郷だそうで、現場近くに母親の生家があるなど、「見えないへその緒で引っ張られている感覚」だったと、独特な表現で思い入れを語りました。

最後に、「音楽や映像、歌やセリフでさまざまなことが観て感じられる、映画は便利。この作品もたくさんの人に届くことを願っています」と洞口さんの言葉で締めくくられ、この日の舞台挨拶は満席の中、盛況のうちに終了しました。

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