レポート2019.04.21熱気ムンムンの国際通りに人気俳優やYouTuberらが登場!平成最後のレッドカーペットは日本晴れ
4月21日(日)、那覇市の国際通りで「島ぜんぶでおーきな祭」のハイライトとなる「レッドカーペット」が行われました。この日は前日までの雨模様とは打って変わって夏本番を思わせる陽気。降り注ぐ日差しのもと、人気俳優やタレントをひと目見ようと集まったお客様で沿道は大きな熱気に包まれました。
紅型衣裳に身を包んだ踊り手による琉球舞踊でレッドカーペットは華やかに幕開け。冒頭で登場した西川きよしは、元号が令和に変わる直前の開催ということで「ピーカンに晴れてよかった。平成最後のいい思い出になりました」と笑顔。TV DIRECTOR'S MOVIE『エキストロ』に実名で登場した俳優の山本耕史さんは「今日は雨の予報だと聞いていたが、天気に恵まれとても気持ちよく歩けました」とすがすがしい表情を見せました。
さわやかな白のワンピース姿で登場したのは、特別招待作品『おいしい家族』主演の松本穂香さん。「思っていた以上の皆さんが来てくださってとてもうれしい」とはにかみ、ファンの熱い声援を浴びていました。
TV DIRECTOR'S MOVIE『女の機嫌の直し方』に出演した早見あかりさん、松井玲奈さんは色合いが対照的なドレス姿で沿道の観客を魅了。結婚式場を舞台にした作品で、実生活でも新婚ホヤホヤの早見さんは結婚について「独りよがりではなく、相手のことを思いやる気持ちが大切だなと思います」とコメント。作品タイトルにちなみ“女の機嫌の直し方”を聞かれた平岡祐太さんは「基本的に聞き役に回ることかな」と話してくれました。
にぎやかにレッドカーペットを練り歩いたのは吉本新喜劇の面々。小籔千豊は「沖縄の皆さんにもかわいがってもらいうれしい」と笑顔を見せます。また、NMB48のメンバーはファンと写真を撮ったり手を振ったりと気さくなサービスで会場を明るく盛り上げました。
特別招待『ばあばは、だいじょうぶ』に出演した人気子役の寺田心さんはかわいらしいスーツ姿でお目見え。「沖縄でソーキそばとかアグー豚を食べました。この後はアイスクリームを食べたいです!」と元気いっぱい。
特別招待作品『エリカ38』主演の浅田美代子さんは「すごい人出でびっくり。熱いですね」と会場の熱気に驚いた様子。2018年にこの世を去った樹木希林さんが企画した本作について「樹木希林さんが残してくれた大事なギフト」と静かに語ってくれました。また、特別上映作品『多十郎殉愛記』の中島貞夫監督、主演の高良健吾さんは沿道のファンの話を熱心に聞くなど親しみあふれる対応。本作について「チャンバラを徹底的にやってみようと思った。もうこれが最後の撮影になっても構わないという気持ちでやりました」と語る中島監督に、高良さんは「監督の現場での輝きがまぶしかった。最後と言わず、もう1本、2本と撮り続けてほしい」とまっすぐなまなざしで語り、監督に寄り添う姿が印象的でした。
会場の黄色い声援を一身に集めたのは、地域発信型映画滋賀県彦根市の作品『誰にも会いたくない』に出演した、たなか(前職ぼくのりりっくのぼうよみ)さん、人気YouTuberの東海オンエアのてつやさんと、よさこいバンキッシュのわきをさんの3人。名前入りのうちわを持ったファンの皆さんの歓声が飛び交い、会場がこの日一番の盛り上がりを見せました。
熱狂のレッドカーペットもいよいよクライマックスへ。特別上映作品『洗骨』主演の奥田瑛二さんはファンの握手やサインにも気軽に応じ「皆さんの熱気が伝わってくる。この歳になっても声援をもらえるなんて」とうれしそうな表情。TV DIRECTOR'S MOVIE『甘いお酒でうがい』主演の松雪泰子さんは「約10年ぶりに沖縄に来ました」と華やかな笑顔を見せ、真っ赤なロングドレス姿で観客の目を引きつけました。
最後に登場したのは、本映画祭実行委員長で吉本興業代表取締役会長の大﨑洋と代表取締役社長の岡本昭彦、芸人の宮川たま子。大﨑は「沖縄の島全部が“エンタ創出の島”となるのが目標。100年かかるかもしれないが、頑張って気合を入れてやっていきたい」と決意を述べ、平成最後のレッドカーペットを締めくくりました。