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レポート2019.04.19島根さだよし監督こだわりの全編ドローン撮影!『最悪』舞台挨拶

4月19日(金)、那覇市の桜坂劇場ホールCで特別上映作品『最悪』の上映と舞台挨拶が行われました。

本作は、ドローンによる監視社会となった日本を舞台に、窃盗、ストーカー、不法侵入、ひき逃げなど犯罪を犯した人たちの更生プログラムを描く社会派SFヒューマンコメディーです。実際に撮影には全編ドローンカメラを使用するという大胆な手法が用いられています。

本編上映後に行われた舞台挨拶では、島根さだよし監督が登壇。
「カメラマンの友人から、誰もやったことがない、全編ドローン撮影で何か作れないかと話をいただいたことがきっかけです」と明かし、「通常、映画で心情などを表現する際、演者にカメラが寄ったりすると思うけど、ドローンは高い位置からの撮影になりますし、しかもすべての映像にピントがあってしまうので非常に難しかった。だから今回は心情などを表現したい場合にはドローンは飛ばさず、手に持って撮影しました」と撮影時の苦労も披露してくれました。そのような撮影方法は、初の試みだということです。

また、ストーリーについて聞かれると「通販の品物がドローンで運ばれたりもしているし、街でも監視カメラが増えた。近い将来、もしかしたら本当に一人ひとりがドローンで監視される未来が来るかもしれないと考えました」と着想を話してくれました。

普段は舞台の演出などが多いという島根監督。最後に「今回の作品をきっかけに映画にも力を入れていきたいと思っています。“島根さだよし”という名前を憶えて帰ってもらえたらうれしいです」と観客にメッセージを送りました。

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