レポート2019.04.19「僕、歌うまいんです」森崎ウィンの自分アピールで笑いに包まれた『My Country My Home』舞台挨拶
4月19日(金)、那覇市の桜坂劇場ホールAで、特別招待作品のミャンマー映画『My Country My Home』の上映と舞台挨拶が行われました。
本作品は、日本とミャンマーの2つの祖国の狭間で葛藤するミャンマー人女子高生のひと夏を追った青春ストーリーで、歴史に翻弄されたミャンマーの人々の境遇を描いています。
舞台挨拶には、映画出演の森崎ウィンさん、ウィ・モン・シュエー・イーさん、ヤン・アウンさんのほか、ミャンマー住みます芸人の緑川まり、アーキー、タイガースが登壇しました。
はじめに森崎さんがマイクを取りましたが、「えー、みなさん本日はおあ、お、お集まり頂き…。すみません、カミカミですね」と、本人も思わず笑ってしまうハプニングがあり、観客も登壇者も笑顔に。気を取り直し、「みなさん、映画は楽しかったですか?」と会場に問いかけると大きな拍手に包まれ、「僕、これで3日間頑張れます」と会場からパワーをもらった森崎さんでした。
ミャンマー出身で観光親善大使を務める森崎さんは、劇中でも日本とミャンマーを繋げる重要な役どころを担っており、「ミャンマーから出て頑張っているアーティストという役どころは僕に近い部分があり、自然に演じられました」と自身と重なる点を語りました。歌もすばらしかったと司会や出演者から絶賛されると「実は僕、PRIZMAXというグループでメインボーカルをやっているんですよ。歌、うまいんです!」と、自信たっぷりに盛り上げ会場を笑いに包みました。
2つの祖国の間で葛藤する難しい役どころを演じたウィ・モン・シュエー・イーさんは、役作りや日本語のセリフの練習などについて聞かれ、「演技者として、事前の役作りに力を入れています。短い時間にも日本語の練習を頑張りました」と答えました。
日本に難民として移住した役を演じたヤン・アウンさんは、「この映画を撮影するときに、実際に日本で難民生活をする家族に会って表情や生活を学びました。日本人が時間を守ることや仕事を頑張る姿が印象的でした」と、日本での撮影期間を振り返りました。
舞台挨拶終盤には、沖縄在住のミャンマー人の人たちから花束と記念品が出演者に贈られる場面も。最後は森崎さんが「ミャンマーと日本、2つの国をまたいで、この作品に参加できたことをうれしく思います。これからも日本とミャンマーはもちろん、世界を繋ぐような役者になりたいと思います」と、出演者を代表して挨拶し、舞台挨拶は幕を下ろしました。