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レポート2019.04.19松本穂香「すき焼きが食べたかった…」と悔しさにじます『おいしい家族』舞台挨拶

4月19日(金)、北谷町のミハマ7プレックスで特別招待作品『おいしい家族』の上映と舞台挨拶が行われ、主演の松本穂香さん、板尾創路、ふくだももこ監督が登壇しました。

本作品は、亡くなった妻の服を身につけ母として男性と再婚しようとする父親と、その現実を受け入れられずに思い悩む娘。そして2人をやさしく見守る周囲の人々の姿を描いたハートフルコメディです。

この日午前中から始まった舞台挨拶では、主演を務めた松本さんが開口一番「こんなに朝早くから集まっていただき有難うございます」と感謝を述べ、続くふくだ監督も「沖縄の方は普段だったら今頃起きると思うんですが、今日は早起きしてくれて有難うございます」とジョークを交えて挨拶しました。

今回が長編映画初主演となる松本さんは「台本を読み始めたらとてもワクワクして、一気に読んでしまった。素直さがあって可愛い主人公を、愛おしく思いながら演じさせてもらいました。この作品の主役を演じられることがとても嬉しい」と、その喜びを語りました。また、共演した板尾について「自分自身が大阪出身で、小さい頃からテレビで観ている方なので最初とても緊張しました。でも撮影中は面白いことやしょうもないことをたくさん言って、現場を盛り上げてくれたおかげで、緊張せず撮影に挑めました」と話すと、ふくだ監督も、映画監督の経験もある板尾について「安心して任せられたし、“1”言ったら“10”理解してくれて本当に助かった」と絶賛します。

また、「おいしい」がキーワードになり料理や食事のシーンがたくさんある作品の中で、印象に残っているシーンを問われると、松本さんは「拗ねている役柄だったので、周りはみんな美味しそうに食べているのに自分だけ全然食べられなくて…」と、特に劇中のすき焼きが食べたかったと残念そうに振り返っていました。一方で板尾は「すき焼き本当に美味しくて何テイクもやって欲しかったです」と松本さんをいじって観客の笑いを誘っていました。

さらに、沖縄で食べたいものを問われた登壇者たち。松本さんは「サーターアンダギー」、監督は「海ぶどう」とにこやかに即答しますが、ふたりをよそに板尾は「僕はもう何回も沖縄来ていて、その中でも紅芋が大好きなんです。でも県外に持ち出すことができなくて、2回スーパーで買って持って帰れませんでした。どうしてなんでしょう?それについて教えて欲しい!」と懇願すると観客は大爆笑。首をひねり続ける板尾に共演者も大笑いでした。

最後にふくだ監督は「自分が思い描くユートピアを映画にしようと思った作品で、とても愛のある映画に仕上がっています。観てくれた人が自分のことを大切にして、自分の周りの人にも優しくできたら世界が少しでも良くなると思う。この作品が何かのきっかけになったらいいなと思います。素晴らしいキャスト、スタッフに恵まれて、素晴らしい作品に仕上がりました。ぜひ楽しく観て欲しい」とメッセージを送ると、客席からは大きな拍手が送られ温かい雰囲気の中舞台挨拶は終了しました。

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