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レポート2019.04.20子どもたちも逃げ出す!?初長編ゲキメーション『バイオレンス・ボイジャー』上映・舞台挨拶

4月20日(土)、沖縄で最古の映画館である那覇市の首里劇場で『バイオレンス・ボイジャー』の上映・舞台挨拶が5月24日(金)の本公開に先駆けて行われました。

この作品は、作画したキャラクターの絵を切り取り、紙人形劇のように動かして撮影を行っていく“ゲキメーション”という手法で撮影されたもので、山奥で子どもたちが見つけた娯楽施設「バイオレンス・ボイジャー」で巻き起こる、衝撃のストーリーが展開されます。会場では子どもたちが上映を楽しんでいましたが、途中から刺激の強い描写が出始めると、退出する子どもがちらほら。中には耳を両手でふさぎながら走り出る子どもの姿も。

上映終了後に、本作で声優を務めたココリコ・田中直樹、宇治茶監督、安斎レオプロデューサー、司会のバッファロー吾郎・竹若元博が登壇、舞台挨拶が行われました。
田中が客席に「どうでした?」と話しかけると、大きな拍手でレスポンスがあり、登壇者も笑顔に。途中で外に出た子どもたちに、理由を聞いたという田中。「グロいから出てきちゃった~」と正直に返答された、という田中のエピソードに会場から笑いが起こります。

宇治茶監督は京都から来たそうで、沖縄での上映に感激している様子。また、沖縄最古の映画館での上映については「こんな味わい深い劇場でこの作品が見られるなんてピッタリ!」と登壇者一同が嬉しそうにうなずきます。監督も「より、見世物小屋的な雰囲気が出てとてもいいと思います」と笑顔でした。

学生時代からゲキメーション映画を制作していた監督は、今回の長編ゲキメーションで、なんと3年をかけ3,000枚の作画を一人で行ったとのこと。安斎プロデューサーも「作画、撮影、脚本、監督をほぼ一人で、自宅のテーブルの上でやる、まさに“一人ピクサースタジオ”と僕は呼んでいます」とコメントしました。

昔からよしもとのお笑いが大好きだったという監督は、今作で希望した芸人さんが3人も声優をやってくれて本当に嬉しいと語ります。登壇した田中直樹、サバンナ・高橋茂雄、ナレーションにダウンタウン・松本人志というキャスティングに満足そうでした。
最後に、「この作品をたくさんの人たちに見てもらい、僕だけでなく、いろんな人にゲキメーションを作ってほしいと思っています」と監督が言うと、田中も「たくさんの人が見てくれたら、宇治茶監督の次回作にまた出たいです!」と嬉しい言葉も飛び出し、大盛況のうちに舞台挨拶が終了しました。

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