4月19日(金)、那覇市のテンブスホールで地域発信型映画『この街と私』と『いざなぎ暮れた。』の舞台挨拶が行われました。

壇上にはまず『この街と私』の永井和男監督と、主演の上原実矩さん、バッドボーイズ・大溝清人、天竺鼠・川原克己が登場。

この作品は、東京都葛飾区が舞台。深夜のローカル番組「この街と私」のADをしていた主人公が、ある日街頭インタビューを任されたことをきっかけに、街のおもしろい人たちを探しに行くというストーリー。

「実は自分がADだった頃の話」と、実体験に基づいた作品だということを明かした永井監督。一方、主役の上原さんは作品の舞台になった葛飾区の印象について「人と人との距離がとても近いと思いました」と感想を話しました。

また、「僕は3秒くらいしか出ていない」と不満げなバットボーイズ・清人に、永井監督は「実は5秒の予定だったんだけど3秒に削った」と告白⁈　天竺鼠・川原も「ずっと役が抜けませんでした」などと大物俳優のようなコメントを残し、会場に笑いが起こりました。

引き続き舞台上には、『いざなぎ暮れた。』の笠木望監督、武田梨奈さん、奥村隼也、ネルソンズの青山フォール勝ち、和田まんじゅう、岸健之助が登壇しました。

『いざなぎ暮れた。』は、島根県松江市が舞台の作品で、地元にあるえびす様の総本宮とそこにまつわる逸話、信仰とお祭りを実際に画面に取り入れて撮影されました。

作品中で借金取りに追われるキャバ嬢を演じた主演の武田さんは、今回の作品の印象を聞かれ「まずは作品名が4回も変わったのに驚きました。セリフも半分くらい変わったりして」と話すと、笠木監督は「（内容が）ふわふわしていたってこと？」と笑いながらツッコミコメント。「違います！」とすかさず否定した武田さんは、「真剣にみんなで作ったということです。映画っていいなって思いました」と語りました。

また島根県松江市出身のネルソンズは、撮影中に宿泊したホテルの社長が自分の同級生だったという裏話も披露しました。ここで、サプライズゲストが登壇。なんとそれは笠木監督の実のおばあさま！　作品中に登場するおばあさん役のモデルということで、わざわざこのために北海道から駆けつけ、笠木監督と武田さん、ネルソンズに花束を手渡しました。

最後は、笠木監督が出演者はじめ、協力していただいた地域の人々やスタッフへのお礼の言葉を述べ、温かい雰囲気のなか舞台挨拶を締めくくりました。

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