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レポート2019.04.19沖縄の41市町村の傑作CMが集合!「100年先のおきなわ」へ新しい一歩。

4月19日(金)、宜野湾市民会館大ホールにて「『わったー!41フェス』おきなわ県のみらいへつなぐ、じもとのちから」が行われました。

このイベントは、沖縄県の全41市町村が国連で採択された持続可能な開発目標「SDGs(エスディージーズ)」と照らし合わせながら、「おきなわ県のみらいへつなぐじもとのちから」をテーマに作成した約30秒のCMから「もっとも地元愛を感じる作品」である『JIMOT CM REPUBLIC沖縄41市町村部門』のグランプリを、審査員と会場の皆様の投票で決定するという企画です。投開票の間は、音楽ライブやパフォーマンスも披露されます。

満員の会場の熱気のなか、ステージには司会の朝日奈央さん、藤井隆、審査員のYOUさん、宮川大輔、ガレッジセール、ロバートの秋山竜次と山本博、リップサービスの榎森耕助さんが登場しました。

会場レポーターのジャングルポケット、応援芸人の宮川たまこ、ミキ、ゆりやんレトリィバァ、チョコレートプラネットもそろい、イベントが幕開けしました。

YOUさんは大きめのバッグから携帯扇風機と水を出し、秋山は「客席の最前列の方に唾がかからないように」とマスクで装備と準備万端。Youtubeで“せやろがいおじさん”として話題を集める榎森さんは「かつてないアウェー感のなかですが頑張ります。バイト初日の気分です」と、人気タレントが揃った審査員の面々に会場も興奮を様子でした。

「30秒で表すのは難しいと思うけど、楽しみにしています」と宮川が作品への期待を込めて挨拶し、YOUさんは「女、子どもも容赦せずに評価します」と、忖度なしの審査を宣言しCMの上映が始まりました。


最初のAブロックでは、「写真で残す、未来へ残す」(渡名喜村)、「笑顔あふれる、いしじゃ自由市場、いつまでも笑顔がつなぐ」(金武町)、「カジキマグロを追い求めて、男たちが船を走らせる」(与那国町)、「3世代にやさしい町、ハートのまち」(南城市)、「過去から学び、未来へつなぐ」(八重瀬町)が続き、3連覇を目指す与那原町のCMも上映されました。審査員のYOUさんは「BGMも、語りも絵もいいですね」と好評を寄せます。

続くBブロックは、サポーター芸人のゆりやんレトリィバァのゆるい声掛けにお客さんも顔がほころび、笑顔で始まりました。「牧志第一公設市場」(那覇市)、「永遠の愛」(恩納村)、「海岸アート」(石垣市)、「伝統を受け継ぐ、マースヤー」(粟国村)、「光と緑がおりなす電照菊」(読谷村)、「やなえもんが話す『命どぅ宝』」(うるま市)などのCMが出そろいました。

うるま市のCM登壇者・やなえもんさんは、司会の藤井隆から「何歳ですか?」と聞かれ、「45歳です」と素直に答えます。コミカルな衣装と年齢のギャップに、客席から笑いが起こります。会場レポーターおたけは、うるま市のサポーターにインタビューし、「うるま市をよろしく~!」と笑顔の応援コメントをいただきました。

市町村代表者のPRタイムでは、国頭村の代表者が「国頭はたくさんのセミがいます。ちょっぴりHなセミもいます『キスキスキス…』」とセミの鳴き声モノマネを披露すると、会場は大笑いが起こります。伊江村も「とてものどかな島なので、信号で車が3台並ぶと『渋滞』といわれます」と、市町村独自の“あるある”が次々と飛び出します。

前半21作品が出そろったところで、投票タイム。審査員と観客とそれぞれ最も地元愛を感じた作品に〇を付け、投票用紙を沖縄よしもと芸人ら精鋭部隊が回収します。会場レポーターのおたけも回収に参加しますが、芸人たちのあまりの迅速な回収に目を丸くします。

後半戦のスタートを切ったCブロックは、「小さな一歩で世界を変える」(中城村)、「屋部の浦食堂の朝ごはん。教育は朝から」(名護市)、「さわりん、バレーボール、なぎなた」(西原町)、「琉球かすり」(南風原町)、「フクギ並木、石垣」(伊是名村)、「ピンクタンクトップ(=桜)」(本部町)などと、各市町村をイメージしたCMが次々と放映されます。
審査員の秋山は、「中城村のCMは、あえて沖縄感を出していないのが良かった」と上々。

最後のDブロックは「美浜のまちとダンス」(北谷町)、「さとうきび、じゃがいも、かぼちゃ」(北大東村)、「マングローブ林」(嘉手納町)、「安心安全で子育て」(宜野座村)、「サンゴの苗植え付け」(宜野湾市)といった、自然豊かな生き生きとしたCMが映し出されます。
ガレッジセール川田は「北谷町、クオリティ高かった」と感嘆し、宮川大輔は「宮古島市の『オトーリ』は、本当やばい。僕、一度体験しましたが、おしっこ垂れましたよ」と会場を笑わせます。

投票用紙集計の間、ステージでは「わったー41スペシャルライブ」が行われました。先発を飾ったミキは「カレー」をテーマにショートコントを披露。「カレーを一晩寝かせたらおいしい」と話す昴生に、亜生は「ベッドで寝かせたらおいしい」とボケます。昴生が「これこそ掛け布団」と締めると、会場から拍手が上がりました。

ジャングルポケットは、斎藤の「英語のリスニング教材の声マネ」で安定の笑いをとり、「福山雅治VSイチロー、どっちが好き?」などと、いろんなテーマについて3人で話し合いますが、なかなか回答が割れず片方に集中する様子に、客席は爆笑の渦が起こりました。

最後のチョコレートプラネットは、「アルバイトのあいさつ」についてコントを繰り広げました。店長扮する長田は、新入りアルバイト生の松尾にあいさつの仕方を懸命に教えますが、松尾は「緊張しているから」と、あいさつの語尾に「ミー」「ミミミー」とつけ、終いにはIKKOさんのマネで「どんだけ~」と差し込み、破天荒なあいさつに会場の笑いは最高潮に上がりました。

「MUSIC LIVE」では、きいやま商店と宮沢和史が登場。きいやま商店さんは「今年の紅白に出たい!」と意気込み、ファンらとタオルを回しながらダンスをしたり、こぶしを上げたりと、一気に会場の熱気を沸かせました。

宮沢和史は、創作太鼓集団「琉球國祭り太鼓」と登場し、「シンカヌチャー」を歌いました。太鼓の音色と宮沢の歌声が織りなす美しく壮大なステージに、会場中に感動が駆け巡りました。

そして、最後にCMグランプリの投票結果が発表され、3位与那原町、2位北谷町、1位うるま市。1位のうるま市には優勝賞金50万円が贈られました。うるま市の代表者やなえもんさんは「この4月からCMにも描かれている『いのちの授業』を全国展開していきたいと思っているので、本当にうれしい。賞金は子どもたちのために使います!」と満面の笑顔でこぶしを上げ、客席から大きな拍手を受け、会場全体がひとつになりました。

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