レポート2019.03.03沖縄県北中城村のイオンモール沖縄ライカムで「よしもとキッズダンスコンテストDANCE MEGA'MIX inイオンモール沖縄ライカム」開催
今回のイベントは、4月18 日(木)~21日(日)に開かれる「島ぜんぶでおーきな祭 -第11回沖縄国際映画祭-」を前に、イオンモール沖縄ライカムとよしもとクリエイティブ・エージェンシーがタッグを組んで行うもの。県内から小学生、中高校生のキッズダンスチーム全45チーム249名が集結。「島ぜんぶでおーきな祭」のダンスステージ出場権をかけて、熱い戦いを繰り広げました。会場には約800名の観客が集まり、1Fステージ前のみならず、各階からもステージに注目する観客が多数おり、盛り上がりを見せるイベントとなりました。
オープニングは、県内のダンススクール・RN Entertainment Studioの皆さんと、今回審査員を務めるYurinooさん(jz KMT Okinawa)、What's up AKEMIさん(What's up AKEMI Dance school)、HARUKIさん(ORIGINALQUEST)、ひとりでできるもんのステージパフォーマンスで華やかに幕開け。MCのピーチキャッスルも登場し、さっそく小学生部門から審査が始まりました。
小学生部門は28チームが出場。かわいらしいダンスから大人顔負けの本格派まで、バラエティに富んだパフォーマンスで観客を大いに魅了しました。
女の子9人チームの「MILLEFAS」はオリエンタルなコスチュームでしなやかなダンスを披露。幻想的な世界観で会場を包みます。
5人組Hiphopダンスグループ「Loop」は、全身を大きく使ったダイナミックなパフォーマンスが印象的。
ロボットダンスのようなステージを見せたのは「POPSICLE」。小学生だということを忘れてしまうような完成度の高さが観客の目を引きました。
小学生部門はフラダンスのチームも多数登場。中でも2人組の「レモンケーキ」はManamiさんの曲「踊れティーダ」に乗せて、時にダンサブルに、時にゆったりとしたフラを披露。ふたりの心が伝わるような情感豊かなパフォーマンスに、会場からは温かな拍手が起こりました。
ニュースタイルのHiphopダンスを見せたのは「Fixed Star」の3人。曲の世界観を生かしたやんちゃな雰囲気で、キレの良いステージを繰り広げました。
続く中高生部門には17組が登場しました。外国人3人で構成する「FootLoose Elite」はコンテンポラリーダンスのチーム。コンテンポラリーらしい研ぎ澄まされた動きと物語性を感じさせる展開に、会場の皆さんも息をのむように見入っていました。
県内外で数々のタイトルを獲得している3人組「O'ZACK」はシックなコスチュームで登場。緩急のついた動作に加え、3人が密な間隔の場面でもキレのあるパフォーマンスを見せ、息のあったところを見せます。
最近復活したという女の子3人組の実力派チーム「HEE-HAA-!!!」は表情豊かなHiphopダンスで観客を魅了。踊る楽しさが伝わってくるようなステージで、会場からひときわ多くの声援を集めていました。
クールさと情熱が共存するパフォーマンスを見せたのは、フリースタイルダンスの「R.I.S.E.」。別世界に引き込まれるような独特の感性がみなぎるステージを展開しました。
小学生部門は、3位がPOPSICLE、準優勝がMILLEFAS、そして優勝はHiphopダンスを披露したFixed Starが受賞しました。優勝の気持ちを聞かれたFixed Starのリーダーは、涙で言葉を詰まらせつつ「(教えてくれた)先生たちのおかげです」とあいさつ。メンバーも「うれしい」「ありがとう」とはにかんだ様子で喜びを表しました。
続く中高生部門は、3位にHEE-HAA-!!!、準優勝にR.I.S.E.、栄えある優勝にはO'ZACKが選ばれました。優勝のO'ZACKからは「最近コンテストに出ても優勝できないことが続いていたので、優勝できてとてもうれしい」とのコメントが。優勝チームには「島ぜんぶでおーきな祭」のダンスステージ出場に加え、レッドカーペットを歩く権利もプレゼントされるとのことで、会場は祝福ムードに包まれました。
最後にイベントの総評として、審査員のWhat's up AKEMIさんから、惜しくも入賞を逃したものの、光るパフォーマンスを見せたチームへのエール、また、HARUKIさんからもキッズダンサーの親御さんの協力に感謝の言葉が送られました。キッズダンサーたちのパワーあふれるパフォーマンスと頑張りに大きな拍手が沸き起こるなか、イベントは盛況のうちに幕を下ろしました。